働くもののいのちと健康を守る東北セミナーin宮城・松島 ニュースNO.2
いよいよ参加申し込みの締め切りが迫ってきました。
宿泊希望者は、遅くても、9月8日(木)まで、各県の県労連、民医連まで申し込んでください。
今回のセミナーの目玉“シンポジウム”の概要が決まりました。
東日本大震災と原発事故から5年~いのちと健康のこれまでとこれからを考える~
2011年3月11日に起きた東日本大震災とその後に連続して起こった東京電力福島第一原発の爆発を伴う過酷な事故から、早5年5ヶ月過ぎました。しかし、被災者の生活再建は道半ば、原発被害者・避難者に至っては、安心・安全な暮らしの見通しさえ見えてこない現状があります。
今回のシンポジウムでは、岩手、宮城、福島の被災3県のシンポジストから、これまでの5年の取り組みと変化、これからの課題、未来についてのお話を聞いて、みんなで一緒に考える絶好の機会になると思います。このようなお話を一度に聞くことのできる機会はあまりないと思います。ぜひ、ご期待ください。
シンポジストの報告の一端を紹介します。
自治体労働者と復興
岩手県大船渡市職労の新沼さんは、被災自治体の労働者として住民の期待に応えるために奮闘していることと、自らも被災者である職員の苦悩について、そのような中で長期にわたる「復興」業務に継続的に従事できる働き方を確保するために、職員のいのちと健康を守る「労働組合」の取り組みについてお話をする予定です。
被災者の健康と医療制度
宮城県保険医協会の井上さんからは、被災者のいのちと健康の「命綱」である「医療費窓口負担」が行政の支援が、「被災者全員窓口負担ゼロ」からどんどん後退して、ついには県がその責任を放棄して、基礎自治体任せにしたために、今起こっている「自治体格差」「受診抑制」の問題について、医療の立場からお話しする予定です。
原発労働者の働かされ方と健康
福島県いわき市労連の菅家さんからは、原発労働者の労働相談から見えてくる「雇用」「労働環境」「労災事故」「被ばく」の問題ついて、生々しい報告が聞けると思います。東京電力の責任と多重下請け構造の雇用環境の中で、これから何十年と続く「収束作業」「廃炉作業」が原発労働者の犠牲の上に成り立っていることをお話しする予定です。
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